カルガモ(軽鴨)の親子
カルガモ(軽鴨)の親子
先日、ある公園の池で見つけた、カルガモの親子。こども(雛)たちは、親の周りで遊んだり、水中をつついたり、愛らしい姿でした。カルガモの親子 (C)NOB |
軽鴨(かるがも)という名の由来は、日本辞典によれば、万葉集に詠まれた「軽の池(かるのいけ)の鴨(※)」の「軽(カル)」に由来する説、「浮かぶ」が転じた説、「黒鴨(クロガモ)」が転訛した説、夏も残っている唯一のカモ「夏留鴨(カルガモ)」の意とする説などがあるそうです。
(※)万葉集で読まれた「軽の池(かるのいけ)の鴨」とは、万葉集390「紀皇女(きのひめみこ)」
軽の池の 浦廻行き廻る 鴨すらに 玉藻の上に ひとり寝なくに
(かるのいけの うらみゆきみる かもすらに たまものうへに ひとりねなくに)
意味としては、
「軽の池の岸辺を泳ぎまわる鴨ですら、藻の上で独り寝などしないのに、自分はこうしてひとり寝することか。」
と、一人寝の寂しさを詠ったものです。
軽の池(かるのいけ)とは、以前、奈良県橿原市大軽あたりにあった人工池のこと。
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